廃棄物は宝。捨てたもんちゃうで!

What is
KOBE Hikey Energy?

「KOBE Hikey Energy(コウベハイキエナジー)」は食品廃棄物を“資源”として捉え直し、これらの有効活用・食品ロスの削減を目指す神戸発の団体です。

人口約150万人を抱え、多くのコンビニや飲食店、食品工場がひしめく都市・神戸。この街では日々、膨大な量の食品廃棄物が発生しています。

神戸市内で食品廃棄物の収集・運搬を担う「神戸市環境共栄事業協同組合(共栄会)」は、まだまだ資源として有効活用できる廃棄物が、ただ燃やされるなど、十分に活用されていない現状をたくさん見てきました。

実際、食品リサイクル率は社会全体で見ると、まだまだ低い状況が続いています。
しかし、私たちは考えます。廃棄物は宝。廃棄物という資源の価値が最大限活かされないのは、あまりにもったいない。

そんな現場の思いから共栄会とタッグを組んだのが、バイオガス発電の技術を持つ神戸の企業である「株式会社コベック」でした。

私たちは、プロジェクト参画企業の皆様とともに、廃棄物の価値を最大限に引き出します。そして神戸で生まれたゴミが、神戸を動かすエネルギーになる未来を創ります。

食品廃棄物がバイオガス発電を経てエネルギーになるまでの流れ

What We Do

  1. 「有効利用法」の最適化と
    見える化

    「食品リサイクルで困ったら
    私たちに相談を!」

    • 各種食品廃棄物に関して、最適な有効利用方法を提案
      (飼料化、肥料化、メタン発酵、焼却など、収集運搬方法も含む)
    • 有効利用量を見える化し、HPなどを通じて発信
      ほか
  2. 対外的なイベント・企画

    ワークショップ、記者会見、広告、
    自治体コラボなど

    • 記者会見などのメディア露出
    • WEBサイト、SNS、広告などでの情報発信
    • 学校でのワークショップ
    • 展示会への出展
    • 自治体とのコラボ
      ほか
  3. 勉強会・交流会

    参画企業・団体同士のつながり作り、
    勉強会の開催

    • 省庁や大学教員などのゲストによる勉強会
    • 各事業者による最新の処理方法を学ぶ勉強会
    • 排出業者、収運業者・処理業者、アカデミア、自治体などの立場を超えた交流会

Our Story

「ごみを捨てたあと」の景色を想像したことはありますか?

目の前から消えた廃棄物が、その先でどのように処理されているのか、意識する機会は多くありません。しかし、現場で日々、大量の廃棄物と向き合ってきた私たちは知っています。そこには資源として活用できる可能性を秘めながら、十分に価値を引き出されないまま処理されている「宝」が眠っていることを。

食品廃棄物の有効利用法として、家畜の餌にする「飼料化」堆肥を製造する「肥料化」メタン発酵によりガス燃料を製造する「バイオガス化」などがあります。いずれも技術面、ビジネス面において確立された手法です。

しかし、まだまだ多くの食品廃棄物が、これらの有効利用をされずに焼却されているのが現実です。一部の焼却施設では、ごみ発電やサーマルリサイクルとして有効利用はされていますが、まだまだエネルギー回収など有効利用する余地は残っています。

食品廃棄物の排出者、収集運搬業者、処理業者、さらには行政や教育研究機関など、広域な関係者が集まることで、食品廃棄物のさらなる有効利用が進むのではないか、と、私たちは考えます。

私たちは、この街の未来を動かす新しい循環を、ここから作り出していきます。

Message

共栄会より

神戸市環境共栄事業協同組合は、 ⾧年にわたり神戸市の事業系一般廃棄物収集運搬業務を担ってきた団体でございます。食品ロスが社会課題として注目される一方で、これまで食品リサイクルは、収集運搬効率の観点により、食品工場や大量排出事業者を中心に行われてきた経緯があります。かわって少量排出事業者にとっては、収集運搬費用が割高となり 「取り込み辛い」という現実がありました。

そこで私たちは 2014 年より、少量排出事業者の皆さまでも無理なく食品リサイクルに参加できる環境づくりを目指し、独自の収集運搬スキーム「神戸方式」を構築してまいりました。この取り組みは、多くの事業者の皆さまのご理解とご協力に支えられ、10 年以上にわたり継続して運営されています。

そして今、私たちはこの仕組みをさらに発展させ、「食品リサイクルを特別なものではなく、地域に根付いた当たり前の循環へ」と広げていきたいと考えています。食品廃棄物は、ただ処分されるものではありません。適切に循環させることで、飼料や肥料、エネルギーへと生まれ変わり、地域資源として未来へつなげていきたいと願っております。

この取り組みを神戸から全国へ発信し、より多くの事業者の皆さまとともに育て、持続可能な地域社会の実現へつなげ、循環社会の輪を広げてまいります。

KOBE Hikey Energy 共同代表
桝岡 隆(神戸市環境共栄事業協同組合 理事長)

コベックより

私が家業である廃棄物の収集運搬の世界へ飛び込んだのは、20代半ばの頃。専門知識もなくひたすら現場で汗を流す中で、膨大な廃棄物を前に抱くようになったのは、「これらをすべて、もっと有効利用できないか」という強い思いでした。

技術の進歩によって、単なる焼却や埋め立てではない循環の道が開かれています。その大きな一歩が、今回取り組む「食品廃棄物のメタン発酵」です。

まだ始まったばかりのプロジェクトですが、その先にはさらに大きな夢があります。協力してくださる事業者さんが増え、より多くの食品廃棄物を集めることができれば、発酵後の残渣(残りかす)を「炭化」して燃料へと変える、100%リサイクルも実現へと近付きます。

この神戸という都市ならではの形で、廃棄物を資源へと変えていく。いつか神戸が「リサイクルの街」と呼ばれる日を夢見て、私たちの挑戦は続きます。

KOBE Hikey Energy 共同代表
山本 宏光(株式会社コベック 代表取締役)

Our Mission

廃棄物処理の新たな技術と
知見を社会に広め、
食品ごとの最適な処理を実現し、
食品リサイクル率を高める。

世界的な環境意識の高まりなどから、食品産業全体で廃棄物のリサイクル率は向上しています。

メリット
デメリット

飼料化

家畜のえさにする

メリット
  • 食品廃棄物の豊富な栄養価を最も有効に活用できる
デメリット
  • 食品廃棄物の品質管理、異物除去や成分分析などが必要
  • 容器包装プラなど不純物の徹底除去が必要

肥料化

堆肥を製造する

メリット
  • 初期投資が少ない、技術的なハードルが低い(=新規参入が容易)
デメリット
  • 堆肥価格が安く需要も多くないため、利益を上げにくい
  • 容器包装プラなど不純物の徹底除去が必要

バイオガス化

メタン発酵により
ガス燃料を製造する

メリット
  • 他の手法に比べて、比較的分別が粗くても対応可能
デメリット
  • 設備導入コストが高い、副産物利用の方法に検討が必要(※処理する場合、要コストとなる)

ごみ発電

焼却熱で湯を
沸かし発電する

メリット
  • 廃プラなどの不純物も丸ごと処理できる
デメリット
  • エネルギー回収効率が低い

(参考:農水省「食品ロス及びリサイクルをめぐる情勢」)

外食産業や食品卸業で、食品廃棄物のうち約4〜6割が有効活用されていない現状があります。

食品小売業の食品廃棄物のほとんどはプラスチックなどで梱包されているため、食品リサイクルで主流の「飼料化・肥料化」が難しく、多くが焼却されています。

しかし、収集運搬業者と処理業者がタッグを組んだ「KOBE Hikey Energy」なら、梱包されている食品廃棄物でも、適切な収集運搬法・処理法を提案することで、食品廃棄物の価値を最大限に活用することができます。このように、廃棄物を「宝」に変える新たな技術や知見を社会に広めることで、私たちは食品廃棄物の有効利用を推進していきます。

The Biogas Cycle

ここでは、食品廃棄物の有効利用方法の1つであるバイオガス発電について説明します。

食品廃棄物の収集からバイオガス発電による電気・熱利用までのサイクル

Main Features of Biogas

  1. ごみ発電より高効率

    農水省の試算によれば、バイオガス発電の場合、施設の運転で使用するエネルギーよりも多くのエネルギーを発電できる「ネットマイナス」となります。

  2. 受け入れ廃棄物の制限が(比較的)ゆるい

    外食産業から排出される廃棄物のうち、食べ残しなどは家畜に対して有害なものが混入する可能性があり、飼料へのリサイクルに不向きなものが多いのが現状です。しかしバイオガス発電は、分別が比較的、粗くても対応可能です。

  3. 半分は処理されず汚泥に

    投入した食品廃棄物のすべてがメタンに分解されるわけではなく、半分程度は「余剰汚泥」となります。この汚泥は、堆肥原料や液肥として有効利用することも可能ですが、近くに農地が必要などの制限もあります。 この余剰汚泥を有効利用しない場合は別途処理の必要があり、これらの有効利用の拡大も、今後の課題です。将来的には、乾燥・炭化して燃料とする方法も検討されています。

News

Organization Overview

団体名
KOBE Hikey Energy
所在地
神戸市兵庫区遠矢浜町4番38号
設立年
2026年6月
共同代表
共同代表 桝岡 隆(神戸市環境共栄事業協同組合 理事長)
共同代表 山本 宏光(株式会社コベック 代表取締役)

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